ご挨拶
来る2023年2月15日(水)~17日(金)に第4回となる2023 RIKEN BDR-CuSTOM Joint Organoid Symposium「Integrated organoid science: Stem cells, Engineering, Medicine」を理化学研究所 生命機能科学研究センター神戸キャンパスにて開催いたします。
オルガノイドとは、幹細胞の自己組織化によって構築される3次元ミニ臓器です。幹細胞の自己組織化は、幹細胞の多分化能に加えて、多彩な分化細胞を適切な細胞数に調整し、規則的な空間配置を制御することで臓器固有の器官構造を誘導する「創発」の能力に立脚しています。現在オルガノイド研究は、ヒト幹細胞の自己組織化能力を理解するヒト生物学の理解、マイクロデバイス技術を使った工学的な操作、創薬スクリーニングを使った応用研究など幅広い分野に広がり、世界中の研究者がしのぎを削っています。この度、多面的に展開する近年のオルガノイド研究を統合的に理解するため、オルガノイド研究にフォーカスを当てた国際シンポジウムを、オルガノイド研究に力を入れる理化学研究所 生命機能科学研究センター(理研BDR)と世界初のオルガノイド研究に特化した研究センターを有する米国シンシナティ小児科病院オルガノイド医学研究センター/Center for Stem Cell and Organoid Medicine (CuSTOM), Cincinnati Children's Hospital Medical Center, USAと合同で、3日間の日程で開催することになりました。
本シンポジウムでは特に、(1)幹細胞の自己組織化原理、(2)発生、再生研究、(3)ヒト疾患研究、(4)ナノ工学やイメージングなど最先端技術の応用、をトピックとし、世界から気鋭のオルガノイド研究者を招聘いたします。また、若手研究者にも発表の機会を提供いたします。
世界の第一線で活躍する研究者と若手研究者が一堂に会し、議論を深める場を提供することにより、最先端のオルガノイド研究の潮流を把握するとともに、新たな知見や人的交流が生みだされることを期待いたします。また、ポスター発表演題を募集し、優秀な演題には口頭発表の機会を用意しています。多数のご参加をお待ちいたしております。
なお、本シンポジウムは、理研シンポジウムの一環として行われます。
理化学研究所 生命機能科学研究センター(RIKEN BDR)
センター長 西田 栄介
オーガナイザー
森本 充、
髙里 実、
辻 孝(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
Michael Helmrath,
Takanori Takebe,
James M. Wells,
Aaron M. Zorn (CuSTOM, Cincinnati Children's Hospital Medical Center, USA)
日程
2023年2月15日(水)~17日(金)
形式
オンサイト形式
会場
理化学研究所 生命機能科学研究センター
神戸キャンパス(神戸地区西エリア)
発生・再生研究棟C 1階 オーディトリアム
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
(ポートライナー「医療センター」駅徒歩約5分)
詳細は「アクセス」をご確認ください。
言語
英語(同時通訳はございません)
参加者数
上限250名
上限に達した場合は、締め切りを早めることがありますのであらかじめご了承ください。発表者のご参加を優先いたします。
参加費
無料(昼食費、懇談会費希望者のみ別途要)
主催
理化学研究所 生命機能科学研究センター
本シンポジウムは理研シンポジウムの一環として行われます
共催
Center for Stem Cells & Organoid Medicine (CuSTOM), Cincinnati Children's Hospital Medical Center, USA
ポスター
ポスターのダウンロード(2.0MB)