ご挨拶

来る2024年3月4日(月)~6日(水)に理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)主催、RIKEN BDR Symposium 2024「Time Across Scales: Development, Homeostasis and Aging」をBDR神戸キャンパスにてオンサイト形式で開催いたします。

本会議は、生命における時間の流れを解き明かし、発生・成長や老化の進行速度を制御するメカニズムを理解することで、老化や疾患の遅延および治療の基盤を提供することを目指すものです。これまでの生命科学の歴史において、細胞周期や体内時計などの研究にノーベル賞が与えられるなど、時間の流れに関する研究は常に注目を集めてきました。しかし、どのような分子機構が細胞レベルの時間の流れを刻むのか、どのような細胞機構が組織レベルの時間の流れを刻むのか、といったスケールを超えるメカニズムの理解は遅れています。近年の技術革新により、種間で異なる発生・成長スピードを細胞・組織レベルで再現する、老化スピードを制御する機構を分子レベルで解析する、等のアプローチが可能となりつつあり、これらの研究は国際的に注目を集め始めています。本シンポジウムはこれらを総合的な視点から議論する、正に時宜を得たものです。

具体的なトピックスは以下を予定しております。
· Developmental timing and tempo
· Dynamics in homeostasis
· Hallmarks and drivers of aging
· Time-defining mechanisms from molecules to organisms
· Technologies to dissect, predict, and manipulate biological time

本会を活発な情報交換の場とするため、一般参加者によるポスター発表を募り、一部の演題には口頭発表をお願いする予定です。世界的な研究者と次世代の研究を切り開く若手研究者や学生が一堂に会し議論を深めることにより、本分野における新たな知見が生まれることを期待しています。若手研究者や大学院生を含む、国内外からの多数のご参加をお待ちいたしております。

riken bdr logo
理化学研究所 生命機能科学研究センター(RIKEN BDR) 
センター長 西田 栄介 

オーガナイザー

城口 克之 (理化学研究所 生命機能科学研究センター)
藤原 裕展 (理化学研究所 生命機能科学研究センター)
北島 智也 (理化学研究所 生命機能科学研究センター)
YOO Sa Kan (理化学研究所 生命機能科学研究センター)
岡田 眞里子 (大阪大学蛋白質研究所)
James Briscoe(The Francis Crick Institute, UK)
Della David (Babraham Institute, UK)

日程

2024年3月4日(月)~6日(水)

形式

オンサイト形式

会場

理化学研究所 生命機能科学研究センター
神戸キャンパス(神戸地区西エリア)
発生・再生研究棟C オーディトリアム
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
(ポートライナー「医療センター」駅徒歩約5分)
詳細は「アクセス」をご確認ください。

言語

英語(同時通訳はございません)

参加者数

上限150名
上限に達した場合は、締め切りを早めることがありますのであらかじめご了承ください。発表者のご参加を優先します。

参加費

無料(希望者のみ昼食代、懇談会費別途)