ご挨拶
来る2025年3月3日(月)~5日(水)に理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)主催、RIKEN BDR Symposium 2025「Towards Redesigning Life Cycles」をBDR神戸キャンパスにてオンサイト形式で開催いたします。
生命科学の目的の一つは、受精から発生、分化、成長、成熟、生殖、老化に至る一連のライフサイクルを根本原理から理解し、疾患の克服、健康寿命の延伸、社会生活の円滑な支援を図ることです。この複雑な系を理解するためには、要素還元論的な手法だけでなく、システム全体を操作して、人為的に再構築するような構成論的なアプローチも必要となります。本会では、ライフサイクルの再構築を中長期的な目標とし、その基盤となる技術やアイデアを有する第一線の研究者に集まっていただき、分野を超えて総合的な議論をいただきます。このような交流から、新たなアイデアや共同研究を促進いたします。こうした試みは国際的にも珍しく、また社会的にも正に時宜を得たものです。
具体的なトピックとしては、以下を予定しております。
・合成生物学的手法を用いた発生過程の操作
・タンパク質機能の自在な操作による次世代の創薬
・臓器機能の編集を目指したオルガノイド技術
・老化を制御し健康寿命を延伸させる技術
・神経科学による生殖や社会性の制御を支援する研究
本会を活発な情報交換の場とするため、一般参加者によるポスター発表を募り、一部の演題にはPoster Flash Talkや口頭発表をお願いする予定です。世界的な研究者と次世代の研究を切り開く若手研究者や大学院生が一堂に会し議論を深めることにより、本分野における新たな知見が生まれることを期待しています。ポスター賞もご用意しておりますので、若手研究者や大学院生を含む、国内外からの多数のご参加をお待ちいたしております。
また、本会に引き続き2025年3月5日(水)~7日(金)の日程で2025 RIKEN BDR-CuSTOM Joint Organoid Symposium「Integrated Organoid Science: Stem cells, Engineering, Medicine」を開催いたします。是非本会と併せてご参加ください。
理化学研究所 生命機能科学研究センター(RIKEN BDR)
センター長 西田 栄介
オーガナイザー
岡田 康志(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
小幡 史明(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
小長谷 有美(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
本間 光貴(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
宮道 和成(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
戎家 美紀 (Physics of Life TU Dresden, Germany)
日程
2025年3月3日(月)~5日(水)
※続けて2025年3月5日(水)~7日(金)に2025 RIKEN BDR-CuSTOM Joint Organoid Symposiumを開催いたします。是非本会と併せてご参加ください。
形式
オンサイト形式
会場
理化学研究所 生命機能科学研究センター
神戸キャンパス(神戸地区西エリア)
発生・再生研究棟C オーディトリアム
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
(ポートライナー「医療センター」駅徒歩約5分)
詳細は「アクセス」をご確認ください。
言語
英語(同時通訳はございません)
参加者数
上限150名
上限に達した場合は、締め切りを早めることがありますのであらかじめご了承ください。発表者のご参加を優先します。
参加費
無料(希望者のみ昼食代、懇談会費別途)