来る2021年3月1(月)~3(水)に理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)主催RIKEN BDR Symposium 2021「Structuring biosystems: Functions emerging from molecules」をオンライン形式で開催いたします。
生物は、分子、細胞、組織、臓器、個体といった多階層からなるシステムであり、それらの調和によって生命が維持されています。しかしながら、生物の基本単位である細胞一つをとってみても、それがいかにして細胞として成り立っているのかは今日でも十分には理解されていません。近年、新たな概念の発見や技術革新により、細胞を構成する分子が細胞の働きを支える仕組みの理解が飛躍的に進んでいます。例えば、多数の生体分子が組み合わさって形成される複雑な機能単位や、クロマチンに代表される可塑性を持った構造体の動作原理がその構造とともに理解されるようになってきています。また、生物機能の鍵を握る分子の動きを時系列に沿って捉える研究も進んでいます。最近では、細胞の機能を左右する場として液液相分離が浮上してきており、タンパク質の天然変性領域やRNAの関与が明らかになってきています。
本シンポジウムでは、これらの分野における最先端の研究者による講演を通して、細胞に内包される分子がいかにして細胞を細胞たらしめ、さらには組織や個体レベルの機能を支えているかを俯瞰し、今後の展望を議論します。
トピックスとしては、以下のものを予定しています。
- Chromatin structures, functions and epigenetics
- Biological phase separation
- Molecular assemblies and functions
- Membrane protein dynamics
本シンポジウムは事前に録画した講演を上映し、質疑応答をLiveで行います。ポスターセッションもLiveで行います。
本会を活発な情報交換の場とするため、一般参加者によるポスター発表を募ります。若手研究者や大学院生を含む、国内外からの多数のご参加をお待ちいたしております。
本シンポジウムは、理研シンポジウムの一環として行われます。
理化学研究所 生命機能科学研究センター(RIKEN BDR)
センター長 西田 栄介
オーガナイザー
川口 喬吾、木川 隆則、白水 美香子、杉田 有治、関根 俊一、谷口 雄一(理化学研究所 生命機能科学研究センター)、岩田 想(京都大学大学院医学研究科)
日程
2021年3月1日(月)~3日(水)
会場
オンライン形式で開催いたします
言語
英語(同時通訳はございません)
参加者数
上限300名
上限に達した場合は、締め切りを早めることがありますのであらかじめご了承ください。発表者のご参加を優先します。
参加費
無料
サポート
本シンポジウムは理研シンポジウムの一環として開催いたします。