今年3月にCOVID-19感染拡大の影響によりやむなく開催を延期しました本シンポジウムですが、この度オンライン形式にて開催することとなりましたのでご案内いたします。
来る2020年11月4日(水)~6日(金)に理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)主催2020 RIKEN BDR-CuSTOM Joint Symposium Virtual「Integrated organoid science: Stem cells, Engineering, Medicine」をオンライン形式で開催いたします。
オルガノイドとは、幹細胞を3次元的に培養する事で創発的に構築されるミニ臓器です。オルガノイド研究は、組織幹細胞動態やヒト発生学の理解を急速に進め、また創薬研究やOrgan-on-Chipのような培養皿上の臓器連関研究まで可能にしてきました。その背景には生物学だけではなく医工学やマイクロデバイス技術との学際的な研究の貢献もあります。近年のオルガノイド研究の興隆は、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(当時)の笹井芳樹グループディレクター(故人)の3次元器官作製研究が端緒を開き、これまで理化学研究所が世界をリードしてきました。一方、シンシナティ小児科病院では、器官再生研究者を集結し、世界初のオルガノイド研究に特化した研究センターCuSTOMを設立しました。この度、当該研究分野の研究に力を入れる両研究センターが共催し、国際シンポジウムを開催する運びとなりました。
本シンポジウムでは特に、(1)幹細胞の自己組織化、(2)発生、再生、疾患モデル、(3)工学アプローチ、(4)新技術によるアプローチ、(5)脳オルガノイド、について世界から気鋭のオルガノイド研究者を招聘いたします。
世界第一線で活躍する研究者と若手研究者が一堂に会し、議論を深める場を提供することにより、最先端のオルガノイド研究の潮流を把握するとともに、新たな知見や人的交流が生みだされることを期待いたします。若手研究者や大学院生を含む、国内外からの多数のご参加をお待ちいたしております。
本シンポジウムは、理研シンポジウムの一環として行われいます。
理化学研究所 生命機能科学研究センター(RIKEN BDR)
センター長 西田 栄介
オーガナイザー
森本 充、
髙里 実、
辻 孝(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
Takanori Takebe,
James M. Wells,
Aaron M. Zorn (CuSTOM, Cincinnati Children's Hospital Medical Center, USA)
日程
2020年11月4日(水)~6日(金)
会場
オンライン形式で開催いたします
言語
英語(同時通訳はございません)
参加者数
上限450名
上限に達した場合は、締め切りを早めることがありますのであらかじめご了承ください。
参加費
無料
共催
Center for Stem Cells & Organoid Medicine (CuSTOM), Cincinnati Children's Hospital Medical Center, USA