最先端のオミクス、イメージング、ロボティクス、AIを結集して次世代の生命科学を創る!
国立研究開発法人 科学技術振興機構と国立研究開発法人 理化学研究所 生命機能科学研究センターは、来る2021年11月21日(日)-22日(月)に"バイオDXの最前線 - JST戦略的創造研究推進事業 CREST「データ駆動・AI駆動を中心としたデジタルトランスフォーメーションによる生命科学研究の革新[バイオDX]」キックオフシンポジウム"をオンラインで開催する運びとなりましたのでご案内いたします。
生化学や分子生物学、ゲノム科学、バイオインフォマティクス、システム生物学等の研究手法の発展を基盤に、20世紀中盤以降、生命科学は目覚ましい発展を遂げてきました。その結果、生命システムは数千種類あるいはそれ以上のタンパク質などの構成要素が相互作用する大規模で複雑なシステムであることが共通認識となり、現在は、このような大規模で複雑なシステムを理解するために、生命システムに関する様々な知識とデータが日々蓄積されている状況にあります。しかし、これらの知識とデータの量は既に人間の処理能力を超えており、旧来のやり方では、これらの知識とデータを最大限に活用して研究を進めることが困難になってきています。そのため、生命科学では今、最新の情報技術等を活用し、研究そのもののあり方や作業の進め方を変革していくことが期待されています。
情報技術を、作業の単なる効率化ではなく、作業プロセスそのもののありかた、組織のありかた、そしてそれぞれの分野の文化にまで踏み込んだ包括的かつ革新的な飛躍を目的に導入することをデジタルトランスフォーメーション(DX)と呼びます。生命科学のDX(バイオDX)については、様々な次世代シークエンス解析やライブセルイメージング等の最新の計測技術に、細胞培養や細胞操作の自動化等の最新のロボティクス技術と、人工知能や深層学習、バイオインフォマティクス等の最新の情報技術を融合する形で先駆的な取り組みが始まっています。
本シンポジウムでは、バイオDXの最前線で取り組む研究者にご参集いただき、バイオDXの現状と今後の展望について議論します。バイオDXに既に取り組まれている研究者の方々や、次世代シークエンス解析やライブセルイメージング、実験自動化、人工知能、深層学習、バイオインフォマティクス等のバイオDXに関連する計測、ロボティクス、情報等の要素技術を開発している研究者の方々、バイオDXに関心をお持ちの研究者、関係者の方々、学生から若手研究者、シニア研究者、学術界から産業界の方々の幅広いご参加を期待しています。
本会を活発な情報交換の場とするため、一般参加者によるポスター発表を募集し、一部の演題には口頭発表をお願いする予定です。
岡田 康志 高橋 恒一 大浪 修一
主催
オーガナイザー
岡田 康志
CREST 研究総括
理化学研究所 生命機能科学研究センター 細胞極性統御研究チーム チームリーダー
東京大学大学院医学系研究科 教授
高橋 恒一
CREST 研究総括補佐
理化学研究所 生命機能科学研究センター バイオコンピューティング研究チーム チームリーダー
大浪 修一
理化学研究所 生命機能科学研究センター 発生動態研究チーム チームリーダー
開催日程
2021年11月21日(日)-22日(月)
言語
日本語
開催形式
オンライン形式
参加者数
上限500名
発表希望者を優先します
参加費
無料
ポスター
ポスターのダウンロード(722KB)