ご挨拶
来る2025年3月5日(水)午後~7日(金)に2025 RIKEN BDR-CuSTOM Joint Organoid Symposium「Integrated organoid science: Stem cells, Engineering, Medicine」を理化学研究所 生命機能科学研究センター神戸キャンパスにて開催いたします。
オルガノイドとは、幹細胞の自己組織化によって構築される 3 次元ミニ臓器です。幹細胞の自己組織化は、幹細胞の多分化能に加えて、多彩な分化細胞を適切な細胞数に調整し、規則的な空間配置を制御することで臓器固有の器官構造を誘導する「創発」の能力に立脚しています。現在オルガノイド研究は、ヒト胎性幹細胞の自己組織化能力を理解するヒト発生生物学、生体組織幹細胞から作成する臓器オルガノイドとその疾患モデル、マイクロデバイス技術を使った Organ-on-Chip の開発、創薬スクリーニングを使った応用研究など幅広い分
野に広がり、世界中の研究者がしのぎを削っています。
理化学研究所 生命機能科学研究センター(理研 BDR)と米国シンシナティ小児科病院オルガノイド医学研究センター/Center for Stem Cell and Organoid Medicine (CuSTOM)は
どちらもオルガノイド研究をリードする研究拠点として研究成果を発表するとともに、長年にわたる共同研究を行ってきました。この度、6度目となるオルガノイドと幹細胞の研究にフォーカスを当てた合同国際シンポジウムを、3 日間の日程で開催することになりました。
本シンポジウムでは特に、(1)自己組織化の原理、(2)発生、再生研究、(3)ヒト疾患研究、(4)工学的アプローチについて議論いたします。
世界から気鋭のオルガノイド研究者を招聘し、第一線で活躍する研究者と若手研究者が一堂に会し、議論を深める場を提供することにより、最先端のオルガノイド研究の潮流を把握するとともに、新たな知見や人的交流が生みだされることを期待いたします。また、ポスター発表演題を募集し、一部の演題には口頭発表の機会を用意しています。多数のご参加をお待ちいたしております。
なお、本シンポジウムの開催直前である2025年3月3日(月)~5日(水)午前まで、RIKEN BDR Symposium 2025 "Towards Redesigning Lifecycles"を開催いたします。ご興味がある方は是非本会と併せてご参加ください。
理化学研究所 生命機能科学研究センター
センター長 西田 栄介
オーガナイザー
坂口 秀哉、
髙里 実、
萩原 将也 、
森本 充
(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
Michael Helmrath,
Takanori Takebe,
James Wells,
Aaron Zorn (CuSTOM, Cincinnati Children's Hospital Medical Center, USA)
日程
2025年3月5日(水)午後~7日(金)
※2025年3月3日(月)~5日(水)午前まではRIKEN BDR Symposium 2025 "Towards Redesigning Lifecycles"を開催いたします。是非本会と併せてご参加ください。
形式
オンサイト形式
会場
理化学研究所 生命機能科学研究センター
神戸キャンパス(神戸地区西エリア)
発生・再生研究棟C 1階 オーディトリアム
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
(ポートライナー「医療センター」駅徒歩約5分)
詳細は「アクセス」をご確認ください。
言語
英語(同時通訳はございません)
参加者数
上限250名
上限に達した場合は、締め切りを早めることがありますのであらかじめご了承ください。発表者のご参加を優先いたします。
参加費
無料
希望者のみ昼食費、懇談会費別途要
主催
理化学研究所 生命機能科学研究センター
本シンポジウムは理研シンポジウムの一環として行われます。
共催
Center for Stem Cells & Organoid Medicine (CuSTOM), Cincinnati Children's Hospital Medical Center, USA