来る2024年2月6日(火)に理研BDRワークショップ「Exploring Organoid Design with Microengineering」を理化学研究所 生命機能科学研究センター 神戸キャンパスにて開催いたします。
幹細胞培養システムにおける自己組織化プロセスの発見により、三次元ミニ臓器、いわゆる“オルガノイド“の作製が可能になりました。このオルガノイド研究は進展を続け、発生メカニズムの解明や疾患モデル、再生医療の開発へと発展してます。日本は幹細胞研究に強い背景を生かしてオルガノイド培養技術の開発を推進してきました。その成果はオルガノイド培養の基礎となる3次元脳組織の分化誘導法を世界に先駆けて確立し、また世界で初めてヒトiPS細胞由来網膜上皮色素組織を使った臨床研究を実現しました。しかし、現行のオルガノイド培養は均一な培養条件下で位置情報を失った細胞の自律形成に依存しているため、臓器本来の複合的な組織で成り立つ立体構造や、異なる臓器の連関を再現することは至難のものになっています。最近、工学の視点からアプローチし、生体を模倣する非対称な培養の「場」を工学的な手法で作り上げ、多細胞システムの自律形成を人為的に操作し、複雑化を促進することで克服する研究が世界で勢いを増しています。そこで、従来の培養手法では獲得できなかった多細胞機能をin vitroで再構築し、オルガノイドをより高次形態・機能へと導くための工学技術開発において、最先端の研究をなされている研究者を糾合し、ワークショップを開催することで当該領域についての理解を深め、オルガノイド研究における将来像を考察します。
開催日時: |
2024年2月6日(火)13:00~18:00 |
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開催形式: |
オンサイト形式 |
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会場: |
理化学研究所 生命機能科学研究センター 神戸キャンパス(神戸地区西エリア) 発生・再生研究棟C オーディトリアム 〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3 (ポートライナー「医療センター」駅徒歩約5分)
▶ 交通アクセス |
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言語: |
英語 |
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参加費: |
無料(懇談会参加費別途) 懇談会参加費 一般:5,000円/学生:1,000円 |
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参加: |
〆切:2024年1月30日(火) |
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オーガナイザー: |
森本 充(理研BDR 呼吸器形成研究チーム) 髙里 実(理研BDR ヒト器官形成研究チーム) 萩原 将也(理研BDR 生体模倣システム理研白眉研究チーム) |
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ポスター: |
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