2018年4月14日(土)に理研 発生・再生科学 連携大学院説明会が開催されました。多数の方々にご参加いただき誠にありがとうございました。このページでは、当日の様子を簡単にご紹介致します。

当日の様子

 まず、林茂生チームリーダーからの挨拶に続き、2名のチームリーダーがレクチャーを行いました。


 髙里実チームリーダー(ヒト器官形成研究チーム)からは、「再生医療研究はScienceか?」と題し、高里実リーダー講演の写真航空機の歴史を参考に理学と工学の違いについて触れ、多能性幹細胞から腎臓再生へと繋がる再生医療研究のエッセンスや研究の視座についてのレクチャーがありました。学部生や大学院生にとっても分かりやすく、非常に興味深い内容で、参加者は熱心にメモを取りながらレクチャーに聴き入っていました。また、平谷伊智朗チームリーダー(発生エピジェネティクス研究チーム)からは、「複雑に折り畳まれた生命の設計図の形と幹細胞の運命」と題し、染色体と幹細胞に着目したエピゲノムに関する”古くて新しい”研究領域とその動向について解説され、加えて、学生がこれからの研究キャリアを考える上での指針となるような、研究職に対する心意気が熱く語られました。


 続いて、工樂樹洋チームリーダー(分子配列比較解析ユニット)から、連携大学院制度の紹介がありました。大学院・研究室選びのポイントや、奨学金など理研の大学院支援制度等の説明とともに、この機会を存分に活用してほしいとのアドバイスがありました。


講演者の写真  次に、現在理研で連携大学院生として研究を行っている待田大輝さん(細胞外環境研究チーム)、西山翠さん(染色体分配研究チーム)より、大学院生活について紹介がありました。理研での研究生活を選んだ経緯や周囲の環境、日々の生活などについて、参加者に近い目線で詳しく、楽しく語られました。


 続いて、各ラボヘッドから各研究室の概要についてスライドを使った紹介がありました。1ラボにつき2分の紹介では到底語り尽くすことはできず、その後、場所を移して研究室紹介のポスター前で参加者と活発なディスカッションが行われました。また、多くの参加者がラボヘッドの引率のもと、興味のあるラボへ足を運んで充実した時間を過ごしたようです。


 引き続き開催した懇親会には理研の現役の大学院生やラボメンバーも参加し、あちこちで研究内容や研究生活について時間をかけて語り合う様子が見られ、また、参加者同士での交流も盛んな活気のある会となりました。


当日の様子の写真1 当日の様子の写真2

 連携大学院を通して理研の研究室への参加を希望される方、またご興味を持たれた方は、是非、研究室へメールにて直接お問い合わせ下さい。

この説明会に関するお問い合わせ
理化学研究所 神戸地区
連携大学院説明会 事務局
〒650-0047 神戸市中央区港島南町2-2-3
E-mail: bdr-daigakuin@ml.riken.jp
Tel: 078-306-3011


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