線虫の胎児
顕微鏡観察する
線虫の断面

高校教職員のための
発生生物学実践講座

2018929日(土)・30日(日)

会場:理化学研究所 BDR

(生命機能科学研究センター)

兵庫県神戸市

Scroll

C. elegans の遺伝学から人の理解へ

線虫(C. elegans)は生物学研究に用いられる主要なモデル生物のひとつで、発生生物学および遺伝学分野の発展に大きく貢献してきました。人と線虫の遺伝子は、その多くが共通しています。したがって、たとえば臓器形成の研究や老化の研究に代表されるように、線虫の遺伝学的理解は人の理解へとつながります。

線虫のGFP発現解析

気づき・感動を伝える

また、線虫は扱いが簡単で、高価な設備がなくても研究できることから、高校での実験に適していると考えられます。そこで、本講座では、線虫を用いた実験の基礎をマスターしていただくとともに、最先端の研究内容をレクチャーでご紹介します。教科書に掲載されている古典的知識がどのように発展し、最先端の研究へと結びついているのかを実感してください。加えて、各校での実践および教材化を目指したグループワークやディスカッションにも取り組んでいただきます。本講座でご自身が感じた「気づき・感動」を、ぜひ生徒たちにも伝えてください。

顕微鏡観察とスケッチ

基本情報

日時

2018929日(土)・30日(日)

1日目10:00開始。2日目16:30終了予定。

参加費

無料

※ただし、食事代・交通費・宿泊費は参加者の自己負担になります。

会場

理化学研究所 BDR 発生・再生研究棟

神戸市中央区港島南町 2-2-3 
※神戸ポートアイランド内、医療センター駅すぐ

アクセス

主催

理化学研究所 BDR

日本発生生物学会(JSDB)

兵庫県高等学校教育研究会生物部会

 

後援

兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会・京都府教育委員会・京都市教育委員会・大阪市教育委員会


プログラム

1日目 9月29日(土)10:00〜17:30(予定)

レクチャー1
西脇 清二「線虫の概要と研究手法」
実習
線虫の観察と基本操作(卵・幼虫・成虫の観察、継代など)
実習
メンデルの法則(掛け合わせによる追試)
レクチャー2
西田 栄介「生物の老化と寿命の仕組みを探る」

※昼食は各自ご持参ください。

線虫の動き

2日目 9月30日(日)9:30~16:30(予定)

実習
GFP 導入株を用いた遺伝子発現解析
実習
メンデルの法則(掛け合わせ第2世代の解析)
まとめ
各実験の考察
各校での実践/教材化に向けたディスカッション

※プログラムの内容は変更する場合があります。予めご了承ください。

 

線虫のピック

お申し込み

定 員
16名(予定)
参加費
無料
応募条件
高等学校等の生物担当教員で、両日参加できる方
募集期間

9月4日(火)〜14日(金)

お申し込み方法
参加をご希望の方は、下記リンクからご応募ください。

留意事項

  • 応募者多数の場合は抽選となります。
  • 抽選結果は登録したEメールアドレス宛てに、9月21日までにメールにてお知らせいたします。
  • 本講座は兵庫、京都、大阪の各府県教育委員会より後援を受けていますが、他地域からのご参加も歓迎いたします。
  • 参加費は無料ですが、食事代・交通費・宿泊費は自己負担になります。
昨年の実習の様子

昨年の実習の様子
2017年度の実践講座の様子

監修・講師

西脇清二教授

西脇 清二

関西学院大学 理工学部 教授・
日本発生生物学会 会員

特別講師

西田センター長

西田 栄介

理研BDR センター長

教材化を実践!

「高校生のための発生生物学実習講座」
企画運営委員募集!

本講座の実践編として、「高校生のための発生生物学実習講座」を 12月 25日(火)に開催します。 本講座に参加された方のうち、兵庫県高等学校教育研究会生物部会 会員の方の中から、12月の講座の企画運営を一緒に進めてくださる「企画運営委員」を募集いたします。

顕微鏡観察する高校生