理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)主催の国際シンポジウム「Trekking into New Frontier of Developmental Biology」を2020年4月23日(木)、24日(金)に開催いたします。

一個の受精卵から個体が作られるプロセスを研究する学問分野として始まった発生生物学は、20世紀後半の分子生物学の勃興と共に急速な発展を遂げ、幅広い生物種に共通する発生原理の解明を成し遂げました。その成果は、幹細胞生物学、試験管内臓器形成の研究分野を生み出し、医療分野に大きな影響を与え、多能性幹細胞を用いた細胞治療法への道筋を開きました。一方で発生原理の理解については進化的に保存された形態形成制御遺伝子の同定とマウス、魚類、昆虫、線虫などモデル生物を用いた機能解明は大まかな枠組みが確立し、長らくブラックボックスであったヒトの初期発生機構の解明に進みつつあります。発生機構の概要が解明され、数多くの生物種のゲノムが次々と解読されつつある現在、発生生物学は新たな目標を定めるべき時期に来ています。転回点に立つ分野を俯瞰し、新たに取り組むべき未開の領域を見いだす事を目的として本シンポジウムを企画いたします。

基調講演者として竹市雅俊先生をお招きし、招待講演と共に口頭発表とポスター発表も受け付けます。ふるってご応募ください。多数のご参加をお待ちいたしております。

理化学研究所 生命機能科学研究センター(RIKEN BDR)
センター長 西田 栄介

オーガナイザー

上村 匡(京都大学大学院 生命科学研究科)
北島 智也(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
杉本 亜砂子(東北大学大学院 生命科学研究科)
林 茂生(理化学研究所 生命機能科学研究センター)

日程

2020年4月23日(木)、24(金)

会場

理化学研究所 生命機能科学研究センター 神戸地区 発生・再生研究C棟1階オーディトリアム
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
(ポートライナー「医療センター」駅徒歩約5分)
詳細は「アクセス」または「Google Map」をご確認ください。

言語

英語(同時通訳はございません)

参加費

無料(希望者のみ懇親会費、昼食代等別途)
・懇親会費(23日):一般5,000円/学生1,000円
・昼食費(24日):1,000円
・レセプション費(24日):2,000円

サポート

公益財団法人上原記念生命科学財団
理研ロゴ
本シンポジウムは理研シンポジウムの一環として開催いたします。

ポスター

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